お知らせ

標高1200mで迎える、2度目の冬。去年の冬を振り返りながら、今年のヴィーナスの冬支度をお話しします。

最近ぐっと寒くなってきて、「ああ、また冬が来るなぁ」と思うことが増えてきました。
ここグランピングリゾートヴィーナスのある標高1200〜1300mは、12月から2月にかけて夜は0℃以下、日中でも3〜7℃ほど。
寒さは確かにあるんですが、そのぶん空気が驚くほど澄んでいて、息を吸うだけで気持ちがシャキッとするんです。

去年は、ヴィーナスにとって初めての冬でした。正直、どうなるんだろうと不安もありましたが、ふたを開けてみたら年末年始までたくさんのお客様に恵まれて、嬉しい限りでした。
今日は、そんな「1年目の冬の振り返り」と「今年の冬に向けての準備や、冬だからこそ楽しめるヴィーナスの魅力」を従業員目線でゆっくりお話ししていこうと思います。

去年の冬の振り返り。

まず何より、去年の冬は大きなトラブルなく終えられたことが本当にありがたかったです。
給湯器が一時的に使えなくなるというヒヤッとする出来事もありましたが、それも1日で復旧。お客様にはご不便をかけない範囲で収まりました。
水道の凍結もありましたが、幸いお客様がいない日に起きたもので、実害はゼロ。これもすぐに対策を進めました。

お客様の層としては、年末年始は特にカップルのお客様が多くて、温泉やサウナをゆっくり楽しむ方が目立ちました。
もちろんファミリーの方もたくさん来てくださって、雪が降った日はお子さんたちの笑い声がよく響いていました。
中には、お父さんとお子さんで雪の滑り台を作ってくれたり、雪だるまを作って写真を撮っていたり。

    お客様のお子様(5歳)が初雪で作ってくれた雪だるま
あの光景は、今年もまた見られるといいなぁと思います。

冬のサウナ、実は一番人気なんです。

ヴィーナスは温泉もサウナも「完全個室」なので、他のお客様と共有しなくていいのが特徴ですが、冬は特にサウナが人気でした。
外がマイナスの世界でも、サウナ室は110℃以上までキッチリ上げられる仕様に改善を重ねてきました。
温かいどころか、“ととのう”温度までしっかり引っ張れるので、サウナ好きの方には刺さったみたいでして。

「こんな寒い環境でサウナ入れるの!?」と驚く方もいましたが、むしろそのギャップが最高なんです。
外気浴をすると、普段の倍以上に気持ちいい。
お客様の中には、1日でサウナを8回往復した強者もいました(笑)

雪の日の過ごし方は無限大。

12月は“雪景色が一瞬見えるかどうか”という微妙なラインなんですが、1月〜2月になるとしっかり積もる日が増えます。
雪が積もると、施設全体がまるで別世界。白い世界の中にドームテントがぽつぽつ浮かんでいる感じで、写真映えもすごくいいです。

雪をかぶったドームテント(中はあったか25℃)

ボードゲームも豊富に用意しているので、雪の日は室内でまったりするご家族もいました。
しかも普通のジェンガやトランプだけじゃなく、スリル系や野球盤まであるので「こんなにあるの!?」と驚かれることも多いです。

焚き火も冬は一段と良さを感じられます。外が寒いぶん、火の暖かさが身体に沁みるんですよね。
マシュマロ焼きが定番ですが、今年は焼き芋もできるように計画中です。
中がホクホク、外はキリッと冷たい冬の空気。これは間違いなく美味しい。

個室ダイニングが“冬最強”な理由。

ヴィーナスの強みのひとつが「個室のダイニング棟が全室にあること」なんですが、これが冬になるとさらに威力を発揮します。
暖房完備なので、テントに戻らず夜中までダイニングでのんびり過ごす方も多くて。
温かい空間でゆっくり晩酌したり、家族でゲームしたり、カップルでまったり話したり…冬の夜は不思議と時間がゆっくり流れるんです。


冬の課題点と、今年の対策。

去年の冬に見つかった課題は、サウナまわりが凍って滑りやすくなること。
これは今年、人工芝を敷いたり凍結しにくい素材に切り替えたりと、改善を進めています。

また、ドームテント特有の“結露”についても、最低限まで水滴を減らす対策を進めました。
それでも寒暖差が激しい日はどうしても水滴が落ちてくることがありますが、
・寝る前にカーテンを閉めてもらう
・落ちている箇所は、お部屋に置いてあるタオルを使ってもらう

この2点をご案内しつつ、より快適に過ごせるよう準備しています。

温泉は“ヴィーナスだけで使っている源泉”。

そして、なんといっても冬に一番輝くのが温泉です。
当施設は、加水せずに本来の泉質そのままの源泉を贅沢に使っています。
しかも完全個室なので、他のお客様と共有することもなし。
星空を見ながら入る温泉は、冬にしか味わえない格別な時間です。
中には「ここに来るまで星なんて気にしたことがなかった」というお客様もいましたが、帰る頃には“星空の虜”になっている方もいました。

冬に必要な持ち物は意外と少ない。

冬は寒いですが、ヴィーナスは暖房や電気毛布をしっかり用意しているので、「部屋の中は暑かったです(笑)」という声もいただくほど。
そのため、持ってくるものはそこまで多くありません。

  • 外歩き用の防寒具(手袋・ニット帽・暖かいアウター)
  • 暖かい寝間着
  • 滑りにくい靴

ひざ掛けはお部屋に用意してありますし、おやつや飲み物もたくさんあります。
駐車場からお部屋までも10~30秒ほどなので、そこまで寒さの心配もありません。
ただし、車で来る方はスタッドレスタイヤが必須です。
12月〜3月はヴィーナスラインが閉鎖されますが、松本駅側の道は比較的運転しやすいので安心してください。

今年の冬はもっと快適に。

2度目の冬ということで、去年の経験をもとに様々な改善を進めています。
冬でもしっかり110℃を出せるサウナ、結露対策をしたテント、凍結しにくい導線づくり…。
あとは、お客様にもっと楽しんでもらえるように、焼き芋や新しい“冬の遊び”も準備中です。

最後に。

冬のヴィーナスは、夏とはまったく違う表情を見せてくれます。
静けさも、星空も、温泉も、焚き火も、雪景色も。全部が冬の空気の中で深く深く楽しめるんです。

ぜひ、今年の冬も遊びに来てください。
寒さの先にある「最高の冬体験」をご用意して、お待ちしています。


グランピングリゾートヴィーナス スタッフ S

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